アンゴラの山中から流れ出るクバンゴ川。アンゴラとナミビアの国境を形成し、カプリビ回廊を抜けてボツワナに入ると名を変え、オカバンゴ川となる。南部アフリカ第3の大河であるオカバンゴ川は乾燥したカラハリの大地に吸収され巨大な三角形の湿地帯を形成し、海へ流れ出ずに終焉を迎える。

野生動物へ水と緑を与える、砂漠に囲まれた15,000平方キロもの湿地帯。これが、南部アフリカ屈指の動物の楽園、「オカバンゴデルタ」である。川の水量により、雨季と乾季でデルタの水量は著しく変化する。水に恵まれた雨季とは対照的に乾季は乾いた厳しい世界となり、季節の境目には水と草を求める草食動物たちが移動し、彼らを狙う肉食獣も移動を始める。

チョベ等ボツワナの国立公園は政府により厳しく管理されているために、上空を飛ぶことは許されない。しかしオカバンゴは国立公園に指定されていないために、ヘリやセスナでの空撮が可能である。オカバンゴの拠点はマウンの町であり、周辺には豪華ロッジが点在する。またデルタの西側にはブッシュマンの聖地、ツォデロヒルズがある。
