コンゴ民主共和国などではチンパンジーを食べる習慣がありその数は激減しているが、ウガンダではチンパンジーを食べることはタブーになっている。チンパンジーの保護に適した国ともいえる国ウガンダに、チンパンジーの孤児を保護している動物保護団体がある。野生のチンパンジーは、ウガンダの西側にのみ生息している。この保護団体は村人にチンパンジーの大切さを教え、傷ついたり罠にかかったり親を殺されたりしたチンパンジーを捕獲するよう指導している。その甲斐あって行き場のないチンパンジー達が保護団体へ送られ、安息の場を見つけている。団体はチンパンジーの傷や体力の回復に務め、チンパンジー達が元気になると、ビクトリア湖に浮かぶ島に放している。ここは島全体がチンパンジーの保護区になっており、その保護をする人間以外は住んでいないチンパンジー天国だ。

島は約100エーカーの広さがあり、そのうちの約97エーカーがチンパンジーのための場所になっている。1999年に最初のチンパンジーが島に送られ、今では32匹のチンパンジー孤児達がこの島で生活している。団体のスタッフはこう語る。「チンパンジー達には野生のままの生活をしてほしいが、最低600頭はいないと本来の生活はできない。今はチンパンジーに1日2回餌付けしており、チンパンジーも餌の時間と場所を覚えて食事の時間になると場所に現れるんだ。彼らはとても可愛らしいんだが、将来は餌付けをしなくても彼らだけで生活していけるようにしたいんだ。」チンパンジー達は見なれぬ人間に慣れるまでに日数がかかる。多めの日程をとり、最小限の人数で取材を行いたい。島にはジェネレーターもあり、テントでのキャンプが可能だ。携帯電話も使えるので衛星電話は必要ない。
