国中に巨大な花崗岩が点在し、石の文化を作り上げたジンバブエであるが、その中でも最も神秘的な自然の彫刻をハラレの郊外、エプワースにて見ることができる。現在の地球の文明をもっても持ち上げることが難しいといわれるほどの何十トンもの巨石が奇妙なバランスをとり合い、崩れそうで崩れない巨大な積み石が数多く並んでいる。

この異様な積み石は、宇宙人や超古代文明の仕業とも言われていた。そんなロマンチックな想像をかき立てるこの巨石群も、現在では太古の火山活動によって作られた巨石を残し、周りの土砂が浸食されたためと結論付けられている。大昔はこの地域にサン族(ブッシュマン、現在はカラハリ砂漠のみで見られる)が住んでいたようで、巨石に描かれた彼らの壁画も残っている。
