母子感染により、生まれながらにエイズ感染した子供達がいる。子供がエイズだとわかり、子供を手放してしまう母親がいる。そして、これらの子供を引き取り、育てているシスター達がいる。孤児院の院長、シスター・マリオーラのもとに集まる無邪気な子供達。彼らにとり彼女は母であり、彼女にとって全ての子供達は我が子なのだ。病院の施設も整う孤児院の中で、シスターたちは手厚い看護を施すが、エイズに勝つことはできない。子供達は短い人生を宿命付けられており、病魔は幼い体を確実に蝕む。

それでもシスターたちは、子供のために労力を惜しまない。マリオーラは言う。「一概に子供を捨てる母親が悪いとは言えません。母親として子供を捨てることは並大抵のことではないし、それほどの事情があって皆、この貧しい国でやむなく子供を捨てるのです。子供達には希望を持つことを忘れないように言い聞かせます。この家を"希望の家"と名付けたのは、そのためなのです。」底抜けに明るい子供達と、あくまで献身的なシスター達。ここには天使が住んでいる。
