紛争・貧困・病気などで苦しみ、生きることに必死のあまり笑顔を失ってしまう子ども。そんな子ども達に楽しさを届けている団体が、世界9カ国に展開する国際NPO法人「国境なきピエロ団」。その南アフリカ支部は2004年の設立以来、南ア国内や周辺国、イスラエル・パレスチナなどの小学校を中心にパフォーマンスを行い、これまでに12万人以上の子ども達へ笑顔を届けてきた。

赤鼻を付けたピエロ達のパフォーマンスは、子どもにわかりやすいようシンプルな内容だ。火が付いた棒をジャグリングするピエロが水をかけられ、太ったおばさんが転んで下着が丸出しになると、数百人の子ども達が一斉に盛上がる。大騒ぎする子ども達を叱っていた先生達も、いつの間にか大口を開けて大爆笑。エンディングではピエロと一緒に大人も子供も踊りだす。

ほとんどの成人男性は都市部へ出稼ぎに行き、残った村人の多数はHIVに感染しているアフリカ辺境の村。この村に笑顔が戻ると「笑うことが子ども達の仕事。僕たちは彼らにいい仕事をしてほしいんだ」と言って、ピエロも笑った。
