観光
城砦・カスバとクサル

マラケシュからアトラス山脈を南に越えると空気がより乾燥し、サハラに近づいていることを実感できる。アトラスとサハラ間の乾燥地帯には、アラブ人の支配を逃れたベルベル人が築いた城砦が点在する。司令官や要人が住んでいた砦をカスバと呼び、要塞化した村をクサルと呼ぶ。カスバの特徴は上部に木の刺さった四角い塔であり、クサルの特徴は周囲に設けられた城壁である。


kasbah.jpg

最も保存状態が良く美しいとされるアイト・ベン・ハットゥは3つのカスバを持つクサルであり、ユネスコ世界遺産にも指定されている。「アラビアのロレンス」や「シェルタリング・スカイ」、「グラディエーター」のロケ地にも選ばれたこの要塞のような村には、今でも数家族のベルベル人が住んでいる。


aitben.jpg

一方、カスバの代表として挙げられるのがグラオイ族の拠点であったテロウェットだ。廃墟となった外観からはとても想像できない、溜息が出るほどの美しいモザイクが部屋中を埋め尽くす。近年はより廃墟化が進み、崩壊に向かっていることから保護の重要性が叫ばれている。


telouet.jpg

copyright Southern Africa Agency Japan Inc. all rights reserved