大地溝帯(グレートリフトバレー)は全長およそ6000km~7000km。幅は35km~100kmほどの世界最大の地溝であり、北はヨルダンから南はタンザニアに至る。アフリカ・プレートから、アラビア・プレートに及んでいる断層の連なりで、サブ・プレートの分離で生じた正断層が続く。
大地溝帯は年に数cm単位で広がっており、数百万年後にはアフリカ大陸から分断されるといわれている。
また周辺には、大小さまざまな無数の湖が存在している。 こうした湖の多くは水深の浅いソーダ湖であり、結晶化した塩分のために、湖畔までもが白くなっている湖もある。また落差100mを越える急な崖が多い他、渓谷の縁辺には、ケニア山やキリマンジャロなど高山や火山も珍しくない。
メネンガイクレーター
フラミンゴで有名なナクル湖国立公園の近くにあるクレーター。数万年前のメネンガイ山の火山活動によってできた。最高部で2,300 m近くあり、ナクル湖のフラミンゴを確認することができる。
ボゴリア湖
ケニアの首都ナイロビの北西約285 km、車で3-4時間。赤道の少し北にある強アルカリ塩湖。間欠泉と熱水泉でも有名であるが水温が高いため人間がつかることはできない。水中に藻が生えていてフラミンゴが生息している。以前、温泉卵を作ろうとしたらゆで卵になってしまったという一般の方の情報あり。
ボゴリア湖はラムサール条約(湿原の保護に関する条約)に登録されている貴重な湖で、ケニアでもとくに美しい湖といわれている。湖水はアルカリ性である。また、ボゴリア湖国立保護区には、グレータークードゥという希少動物の保護が行われている。公園内には135種類の鳥類が確認されており、バッファロー、シマウマ、インパラ、ディクディクなども多く生息している。
ボゴリア湖のすぐ近くに、標高600mのシラチョ断崖という素晴らしい景色が望める場所があり、観光客に人気である。
バリンゴ湖
ナクル湖からさらに北上する。ナイロビから約320km。車で約4時間。(ボゴリア湖から30分)淡水湖であるが、これはケニアの大地溝帯ではナイバシャ湖とバリンゴ湖の2つしかない。優れた視力をもったフィッシュイーグルが、湖の中の魚をすごい速さで捕まえるのが見られる。カバやワニもほぼ毎日見られる。
ケニアには1,200種類を越える鳥が生息しているが、そのうち450種以上がここで目撃されている。バードウォッチングに最適。またハイラックスの生息地としても知られている。何年か前に、地元ガイドの女性が24時間で300種類もの鳥を見たという、世界記録があるほど鳥をよく見ることができる。
バリンゴ湖周辺はジェンプス族、ポコト族、トゥゲン族のホームエリアであり、ジェンプス族は放牧と魚釣りの両方を行う唯一の部族である。(放牧で有名なマサイ族は魚を食べることはタブーとなっている。)
またポコト族は西洋文化に影響されていない最後の部族と言われている。