アフリカ第四の大河ザンベジ川はザンビアとジンバブエの国境付近で突如、大きな滝となって砕け落ちる。これが幅1.7キロ、落差110mにも及ぶビクトリアの滝。この雄大な滝は南米のイグアス、北米のナイアガラと共に世界三大瀑布とされている、世界最大級の大瀑布である。そのスケールの大きさから、全体を撮るにはヘリやマイクロライトでの空撮が必要となるほどだ。
イギリスの探検家デビッド・リビングストーンにより発見された際、 数キロ四方にまで響きわたるというその轟音と、まるで雲のように空中をさまよう水飛沫から、地元の人々は「モシ・オ・ツンヤ」(雷鳴の轟く煙)」と呼んでいた。
それから150年たった現在では、この滝を目当てに古くから世界中からの観光客が集まり、高級ホテルが立ち並び、南アからの超豪華列車も停車している。滝の周辺には111mのバンジージャンプやラフティング、野生動物のゲームドライブやクルージング・遊覧飛行などのアクティビティーも豊富で、国籍や老若男女を問わず観光客で賑わっている。水が砕け落ちる直前にある水たまり「デビルズプール」も人気を呼んでいる。
雄大な景観に加えて、月光による虹「ルナ・レインボー」も魅力のひとつ。照明が必要ないほど明るい満月の夜、強い月光がこの滝の水しぶきに反射してぼんやりとした夜の虹をつくる。まさに息をのむほど美しいこの光景は、満月の時期を選べば高い確率で見ることができる。
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