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青ナイルへの信仰
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エチピア人が信じる青ナイルの源流は、ギシュ山頂上付近に湧き出す泉にある。
この泉は一般に源流といわれているタナ湖ヘ注ぐジルゲル・アベイ川の源流であり、この国で最も神聖な場所のひとつだ。
この泉には霊的な力があると信じられており、ナイルの力を求めて人々がやってくる。裸で身を清め、家族のために聖水を持ちかえる人々や、
将来の幸福を約束してもらう代わりに、羊や若い雌牛を生贄として捧げる人々。そうすれば、泉の精があらゆる病気を治し、豊作の恵みをもたらし、
悪の呪いを解いてくれるのだという。この川のほとりで鶏の喉を切り、その鮮血と地酒を川に注ぐ男達がいる。
これはキリスト教伝来の前からある古い儀式だ。鶏の骨と羊の腸が沈まずに水面に浮かべば吉兆で、ナイルが祝福してくれるという。
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川は作物を水で潤す一方、洪水を起こすこともある。聖なる川の祝福を求める村人たちの思いは、今も昔も変わらない。
青ナイルは別名「ギホン」とも呼ばれる。村人たちの間ではナイルは世界の始まりにエデンの園から流れ出した4つの川の1つだと信じられている。
旧約聖書の創世記によれば、ギホンは「エチオピア全域を巡っていた」川であり、川の中にはやはりギホンという名の王が住んでいる。
「時々夜になると、ギホンは明かりを持って水面に出てくる。」と、ある村の女性は言った。「もし見つかったら、襲われるかもしれない
。だから、絶対にこちらから見てはいけません。」
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